神谷安吾の”In The Garage”

お笑い芸人達に捧げるラブレター

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#14 M-1グランプリB面特集vol.2 2018年大会編

霜降り明星、優勝おめでとう!!

最終決戦まで残った3組、正直どこが優勝してもおかしくないハイレベルな戦いで十二分に楽しめました。もちろんファイナリスト、敗者復活組、その他準決勝進めなかった組全ての芸人達のおかげでこんなにもドラマの詰まった一大イベントになっていてたと思います。

 

今回の雑記は、ネタ以外のドラマティックな名シーンを紹介していきます。(過去の大会についてもvol.1で綴りました。)

downtown198989.hatenablog.com

 

では、

M-1グランプリB面特集 2018大会敗者復活戦・本戦編〜

を始めます。

 

M-1グランプリB面特集2018編

 1.金属バットの名は?

12月2日は14時半から敗者復活戦が行われた。出番順を決めるのにクジを引いていき、順番が決まるとコンビ名の書かれた(芸人自ら名前を書く)プレートをボードに貼っていき順番が知らしめられていった。そんな中、ファイナリストのはずである「トム・ブラウン」の名がボードに貼り出され周囲は困惑したが、それは金属バットによる悪ふざけ(遊び心)ということが判明。大事な大事な場面でもふざけられるメンタリティとライブ感に心底惚れた。

 

2.たくろう、まさかの・・・

ダークホースとの呼び声高かっためきめきと頭角を現し始めたたくろう。敗者復活最後のイスをかけて臨んだネタ終盤、いやもうほぼオチのところであろうか。カメラが近くに寄っていたので割とはっきり観えたが、目を合わせた2人の中で一瞬にして走る緊迫感の中でセリフが放たれる事なく強制終了音が鳴り響いた。めちゃくちゃ面白かったしウケていた分とても心残りになる終わり方だったと思う。結果5位に終わってしまったが、早めの出番な上に強制終了したのにも関わらずきっちり票が入っている事をふまえると、相当なインパクトある出来だったのだと思う。ちなみに、赤木さんのネタ時のシャツinする衣装も好きですが、私服であろうスカジャンがかっこよかったです。芸人の着るスカジャンって何かそそるんですよね。

 

 

3.ミキのネタ中に・・・

こちらもたくろう同様に残りひとつの席を争い寒空の下敗者復活戦に臨んだミキ。勢いのある漫才を展開させるミキ。ネタ中盤であろうか、トラックかバイクの騒音にネタ音が遮られるも間髪入れずきっちりアドリブでその事について拾い上げ笑いに変える対応力、技術力。不運を自らの力で幸運に引っ張ってきた彼らが敗者復活戦を制するにふさわしいと笑いの神が微笑んだ気がした。

 

4.金属バットvsみちょぱ

金属バットのネタ終わり、まさかもあき竹城さんからの好評価に対してボケ小林氏が「若い女から褒められるおもたら熟女から褒められた。」と発言し、ツッコミ友保氏も「ギャルのねぇちゃんなんか言うてくんなはれや。」と煽る。それを受けみちゃぱが「髪の毛長いですねぇ。」と発言すると、友保氏「お?あ?」と人を殺しそうな程の目の開きで挑発するというヒヤヒヤする展開に。お笑いファン感涙のシーンだったと思う。一生ついていくわ。

 

5.まっちゃん待っててねぇー

敗者復活コンビ発表の直前、抜け出せるかどうか緊迫している中で心境や意気込みのコメントを求められる出演者達。ここ数年、三四郎・小宮氏による「まっちゃん待っててねぇー。」というフレーズが番組を盛り立てるシーンの一つになっているが、今年はさらに「巨人ちゃんも待っててねぇー。」と、まさかそこをいじってくるのかという興奮のヒトコマだった。昨年は相田氏もツッコまずに叫んでいたが今年はツッコミを入れるという修正を入れていた所も面白かった。巨人師匠も笑ってて最高だった。

 

6.野田最高

敗者復活戦において、マジカルラブリー出番終わりにコメントが求められた際、マヂカルラブリー野田氏がヌマンズのギャグ「沼津さいこぉーーー!」の節にのせ「M-1さいこぉーーー!」と叫ぶ一幕。本当にそう思う。

 

7.あとで言うわ

以前にもこの発言を聞いた事があるのだけど、ネタ終わりの松本人志による寸評において今回この気になるフレーズを引き出したのが「かまいたち」。あの松本の頭の中で描かれた、決して表に出される事のないアドバイスなのかヒントなのかはたまた注意なのか。なんて言われたのかすごい気になる。

 

8.かまいたち濱家、渾身の敗者コメント

霜降り明星が1位通過を決定した時点で惜しくも4位に転落してしまったかまいたち。敗者コメントにて「痛風なんですけど、(中略)楽屋でお酒飲んだりますわ、ハッハッハッハッ!」とかますも思ったより反応がない事に自ら気づき、「めちゃくちゃ滑ってるみたいですねぇ。」と自ら回収するシーン。何気ないけど、空気読む速度尋常じゃないし、その後の山内氏の「気持ち切り替えて、キングオブコントチャンピオンとして観させてもらいます。」と圧巻の巻き返しをみせたフォローも素晴らしくて、コンビバランスの凄みをうかがえた。2本目めちゃくちゃ観たかった。

 

9.テッテレー

優勝候補、ラストイヤー、M-1にかける熱意。そういったキャラクター的な意味でも大会を盛り上げていたスーパーマラドーナ。特に武智氏。今大会特有の重たい空気の影響もあったのか思ったより点数が伸びず、暫定ボックスでは常に生きた心地がしなかったように思える。しかし、そんな重たい空気を変えるつもりであったかどうかは定かではないが、田中氏の「テッテレー」の一声から繰り出される小ボケの連発に、会場の重い空気が消し去られていた。番組功労賞は間違いなく田中氏だと言える。

 

10.松本人志

最終審査直後の松本人志氏「前半(会場の空気が)全体的に重かったじゃないですか。でも後半みんなチームプレイみたいな感じで漫才を盛り上げてくれているのが・・・、俺おっさんやなぁ、途中で泣きそうになってるわ。ごめんなさいね。」とコメント。8、9、に書いたシーンとも通ずるが、まさに松本さんが言っていたように番組として、単なる賞レースで終わらない極上のエンターテイメントとしての「笑い」が作り上げられていたと思う。

 

追伸

この雑記を書いている途中で上沼恵美子氏の審査員引退宣言の記事を見た。ここ数年、番組の名シーンを数々作り出してきた上沼さんだけに観れなくなるのは寂しいが、お疲れ様でしたと言いたい。歯に衣着せぬ審査、かっこよかったです。

巨人師匠、礼二さん、富澤さんの審査もそうですが、立川志らくさんとナイツ塙さんの着眼点・審査基準みたいなものも新鮮で楽しかったです。審査員って、他人の人生を変えてしまう力を持っている分、本当に辛い立場でしょうけど毎年皆さん真剣でかっこいいです。

 

今年もM-1面白かったですね。霜降り明星はもちろん、他のコンビの活躍も楽しみです。来年もね。以上、M-1グランプリ2018のB面特集でした。

M-1さいこぉーーーー

神谷安吾